The Lemon on books

パッケージ

長崎・時津町で人気のパン屋さんが作るレモンケーキ。第一印象は「ずっしり重い」。パッケージのデザインの依頼を受け昔から親しまれる長崎の伝統菓子のようなパッケージを思案する中、純文学の名著・梶井基次郎の「檸檬」の一節「つまりはこの重さなんだな」という台詞が記憶の中から蘇る。

檸檬のストーリーを彷彿させるグラフィックのデザインにブック型の化粧箱、文庫本をイメージしたリーフレットや栞型の商品タグなど一貫したデザインを提案。長崎県外の方へ自慢の県産品として親しんでもらえるよう全てのデザインパーツに上品さを損なわない仕上がりを目指した。ネット販売では関東から関西をはじめ遠隔地から注文が多く文学や芸術にユーザーからのファンが少しずつ増え始めている。

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