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税理士さんから教わる「働く」ことについて #02
2023.03.17こんにちは、長崎のデザイン事務所・デザインアルジュナのスタッフ、前田です。
先日、税理士の繁松さんにお越しいただき、財務関係に関する勉強会を行いました。
今回は第二弾。「障害を直面にしたとき」「デザインにおける成果の定義」について教えていただきました。
前回同様に私の所感と合わせてご紹介します。
■あなたの「刺激的」な経験は?
さて、この記事を読んでいるそこのあなた!そう。あなたです。
あなたは人生の中で「刺激的」と感じた経験はありますか?
私は大学時代に緑色の服を着たご婦人の幽霊を見たことが真っ先に思い浮かびました。(※気になる方はご連絡くださいませ。)
「刺激的」というだけで、不思議体験、燃え上がる恋、麻婆豆腐の辛みなど色々ありますよね。ただ、どれも共通しているのは
「これまでの自分の常識・価値観を覆した」ということではないでしょうか。
■ぶつかった壁。「悩み」と見るか。「危機感」と見るか。
第一弾でお話しした源泉の元である感情のうち、「楽しい」は仕事には必要不可欠。
ですが、感情は永続的なものではありません。時には壁にぶつかり、「楽しい」という気持ちが急降下することも誰にでもあるはず。
ただ、この局面を「悩み」ととるか「危機感」と取るかで下記の通り、大きな違いがあります。
「危機感」は何かに対して臨戦体制、「悩み」は棒立ち、という印象です。「危機感」は、壁を直視し、
自分の傾向や対策をイメージできているので、越えられる見込みが十分あるということですね。
先ほどお話しした「刺激的」な経験は、意識してなくともこれまでの自分の経験則では考えられなかったものとの衝突。それを感動したり、
笑い話にできているのは、大小・苦楽はあれど「危機感」が芽生え、乗り越えてきたからではないでしょうか。
私も幽霊を見た時は愕然としましたが、笑い話にできているのは、
「1人でこの事実を抱えるのは怖い!よし誰かに話して恐怖を分散しよう!」というはた迷惑な「危機感」があったからこそネタに昇華できたからだと思います。
当時はそんな悠長に考えられませんでしたが…。
■生産性のある仕事。ない仕事。
前回も出ました「生産性」。何となく意味はわかるけど説明してと言われると口籠るランキングがあれば上位に食い込むのではないでしょうか。
実はその生産性、何と数式にできるとのこと。
なるほど。俄然分かりやすいです。
しかしながら、疑問点が一つ。弊社、即ちデザイン事務所ですが、お手伝いさせていただいている「デザイン」は、そっくり同じものというのはほとんどありません。
なので、「成果量」「生産」と言われてしまうと、定義が異なるので、一括りには言いにくいのです。
途端に「生産性」という言葉が自分から遠い存在に感じてしまいましたが、本当に「デザイン」関係ないものなのでしょうか。
■クリエイティブと非クリエイティブに分けてみる。
「デザイン」は、お客様によって求められるものが成果になります。決められているものを量産していくわけではないので、生産性と合致しにくように感じます。
しかし、働いている中で、知らず知らずのうちに繰り返し作業をしていることはないでしょうか。
例えば、photoshopで画像をひたすら切り抜きしたり、画像の光や彩度の帳尻を合わせたり、小さなことでも「生産性」のある仕事は確かにあるのです。
遠い存在ではなく、灯台下暗し。切っても切れない存在なのかも知れません。
そんな生産性を求めるものを「非クリエイティブ」、生産性を求めないものを「クリエイティブ」と形容して教えていただいきました。
■刺激的な日々を過ごしたい!
さて、長々とお話ししてしまいましたが、以上が今回の勉強会の内容です。
自分が楽しいと思っている仕事でも、ずっと楽しいというわけではありません。残念な限りです。
しかし、問題を解決すればより楽しさを見出せたり、見えない・わからないものを数式や区分することで気づくことがあったり。
考えてみるとまさに「刺激的なこと」がたくさんありますね!
次回で勉強会は最後。気を引き締めて、楽しく頑張ります!