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デザイン大国!オランダvol.3

デザイン大国!オランダvol.3

みなさんこんにちは、
長崎のデザイン事務所「デザインアルジュナ」のスタッフ宮﨑です。

インプットの旅、第7回目の旅先は、、、、、引き続き「オランダ」です!笑
前回はオランダ人デザイナー「ディックブルーナ」について言及していきましたが、
今回もオランダのデザインについて調査していきたいと思います!
では、早速ですが、オランダの旅へ————————✈️

 

 

⚫︎「オランダデザイン」=「ダッチデザイン」

ダッチデザインという言葉をご存知ですか?ちなみにダッチとは英語でオランダ人やオランダ語のこと。
オランダの芸術的デザイン流派、特にプロダクトデザインや建築デザインを指す言葉です。
芸術的流派とは、日本で言うと「琳派」などがニュアンスは近いのかな〜と。琳派の代表的な作品といえば「風神雷神図屏風」
琳派は、デザイン性の高さをとても評価されて、デザイナーなら知らない人はいない「田中一光」のポスター「JAPAN」は有名ですね。

 

話をオランダに戻しますとダッチデザインとは、オランダのデザイン=ダッチデザインと認識されるほどにオランダのデザインに深い関わりがあります。
なんとダッチデザインウィーク(‎Dutch Design week)と呼ばれるイベントが毎年開催されているらしいです。

※今年2023年は10/21(土)から10/29(日)
家具や食器、車、家、ポスター、映像、グラフィック、、、枠にとらわれない作品が数多く展示され
国を挙げての文化的イベントが開催されるオランダのデザインというものの浸透性と価値の高さを感じますね。

 

 

⚫︎コンポジションからの学び

オランダの有名な画家にピエト・モンドリアンという方がいるのをご存知ですか?
白地の上に黒い垂直線と水平線のグリッド模様と三原色で構成された「コンポジション」が代表作として挙げられます。
モンドリアンの作品はとてもシンプルでありながら動きとエネルギーを感じる何かがあります。
三原色をランダムに配置することで生まれる普遍的な要素。
絶妙なバランスでそれぞれに調和が生まれているように感じますね。

この配色を見ると、佐藤可士和さんの「Smap」を連想することがあります。


少なからず、佐藤可士和さんの「Smap」はモンドリアンの「コンポジション」の影響を受けた部分があるかと思います。
モンドリアンの「コンポジション」はオランダ人のデザイナーに影響を与え続けています。
三原色のブロックのデザインは、イヴ・サンローランのファッションやアーティストのアルバム、MV、自動車や家具など
幅広く使われシンプルさと洗練さを表現する広告要素の代名詞にもなっているそうです。
前回の記事でもご紹介した「ディック・ブルーナ」もモンドリアンに影響を受けたデザイナーの1人ですね。
原色に近いカラー、イラストたちを形取る太めの黒縁。シンプルの極意が詰まっています。

 

 

⚫︎グリッドを意識する

モンドリアンの「コンポジション」のブロック=「グリッド」はロゴ、冊子、webサイト、など
どんな広告媒体でも応用が効くかと思います。デザインする際によくキーワードとして出てくる「グリッド」。
モンドリアンのグリッドを一度何か別の広告媒体に落とし込んでみた方がいいのかも?
モンドリアンの洗練されたバランスとデザイン性の高さを再認識することができそうです!

正直、オランダのデザイン性の高さは、僕が話すまでもないことかもしれません…
オランダの旅はこれくらいにして他の国を旅して回ろうかと思います!(またオランダを旅するかもw)
次回の旅先はどこにしよう…