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ロゴデザインで得た教訓vol.1

2024.01.19

みなさんこんにちは、
長崎のデザイン事務所「デザインアルジュナ」のスタッフ宮﨑です。

今回のブログでは、ロゴの案件を任せていただく機会が増えた中で
僕が苦労したこととそこから得た教訓をちょこっとお話しします。

 

 

⚫︎アイデアの種を見つける

 

ロゴを作るにあたってクライアントさんとヒアリングを繰り返し、核となるテーマが決定したら
形を考える前にキーワードとモチーフ、そしてコンセプトを考えますが。
ココがロゴのクオリティを上げる重要ポイント。
言葉がない。考えが足らないまま形の世界に入って無駄に時間がかかる、いつになっても形にならない、いいものができないなんてことは常々…
言葉がないなら、出すしかない!そのために行っているのが言葉出しの手法の一つ

「マインドマップ」

テーマから数珠繋ぎに言葉を書き出していく方法です。
まずアイデア出しに行き詰まった時にこれらを取り入れています。
所々にアイデアスケッチ(ほぼ落書き)を描いたり、色を変えてみたりしながら言葉を繋いでいき…
アイデアの種になるものを探していきます。

 

ある案件では、何度も提案を繰り返し、社内でも何度も何度もロゴのブラッシュアップをする中で「マインドマップ」を何度も行うことがありました。頭の引き出しに偏りがある僕はとても苦しみ…

これはなんだ?と思う言葉もちらほら(後から見渡すとちょっと狂気じみてる)

 

こうやってブワーーーっと言葉が出てくると想いもしなかったアイデアに結びつくことも。
しかし、たくさん出てきた言葉からの選定にはしっかりとした根拠が必要なわけで…
ここにしっかりと根拠がないとスケッチの段階で何者にもなれない宙ぶらりんの案が生まれていき
苦しみ損なんてことに。「しっかりとしたコンセプトを立てる!」時間をかけるべきポイントだと学び。

 

 

⚫︎楽しいの種を見つける

デザインで伝えなければならないもの、そのクライアントらしさが頭になくて
形の迷宮に彷徨い「あ〜ダメだ〜」となることもありました。

この時思うのは、もっとクライアントのこととか調べておくべきだったな、
深く知ろうとしてなかったな、という反省。
ここで調べて調べて深掘りしていくと「こんな歴史があったのか」「この業種にはこんな特徴があったのか。」「この特徴はこのモチーフで表現できるな」「形にしてみたい!」という「楽しいの種」が見つかっていったように思います。

 

 

 

⚫︎産みの苦しみ

 

あと「このくらいでいいか」「僕はこんなもんか」とか人ではなく自分自身で妥協してしまったり…がよくないよくない。
粘って粘って粘った時にデザイナーとしての新しいスキルが身に付き成長するものなんだと、
「僕が苦しんだだけいいものが産まれる。」「乗り越えたらきっと誰かのためになる」そう思って、苦しみを楽しいと感じるようにしています。

僕自身もこのブログを書きながら案件を振り返り、いくつもの反省点、教訓が見えてきました。
生まれてきたモノを自分自身が愛して、クライアントにも愛してもらう「産みの苦しみ」を味わえるように一つ一つの案件と向き合っていかないとなと思います。
より詳しく掘り下げるのはまた今度!

 

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