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ブランディング戦略とは-01

ブランディング戦略とは-01

こんにちは!長崎のデザイン事務所アルジュナのササダです。先日西そのぎ商工会の事務局より依頼を受けたセミナーの内容についてご紹介させていただきたいと思います。

セミナーの内容は「ブランディング戦略の構築、ブランドの力を最大限に引き出す方法」です。

堅いタイトルで講師を務めさせていただきました。

相談いただきた時はビジュアルについてセミナーをして欲しいと言われたのですが、沢山の企業やサービスを展開されている方にビジュアルの説明し、意識をしてもらうのは難しい為ビジュアルを決める為の基本的な考え方として、ブランド構築について話させていただきました。

それでは資料を基に書いていきたいと思います。

そもそもブランディングとは何なのか。

良く言われるのがロゴやシンボルやスローガンを作成し広告ツールを作成すること。
…と思われていることが多いのですが少し違います。


「ブランディング」を踏み込んで考える

ブランディングとは、企業や製品・サービスが市場でどのように認識されるかを形成し、維持するための戦略的なプロセスであり、単にロゴやスローガンを作ることだけではありません。このプロセスでは、企業のアイデンティティ、価値観、使命、そしてビジョンを明確にし、それをターゲットとなる顧客に一貫して伝え続けることが求められます。また、ブランディングは単なる思いつきで行うものではなく、企業の経営戦略から派生し、コミュニケーション戦略やマーケティング戦略と一体となって計画・実行される必要があり、企業全体の戦略に深く根ざした活動なのです。
また、ブランドとは、消費者があなたの商品/ サービスのブランドや企業をどのように認識し、どのように感じるかに大きな影響を与えます。
そうです!ブランディングとはデザイナーやコンサルタントが作成するのではなく、企業や製品・サービスを提供する側が意識的に発信していくことなのです。

それでは、あなたが購入したことがある、もしくは知っているブランド名を書きだしてください。

※約5〜10分程度で
書いていて少し気づきがあったのではないでしょうか?

 

「ブランド」を思い出す時はどのような時?

では、消費者や顧客が特定のブランドを想起するのはどのような時なのでしょうか?
それは、以下のような場合です。

 

・ブランド要素に接した時や触れた時。
・特定のカテゴリーを言われた時。
例えば、家族で手軽に食事ができる「ファストフード」と言われた時に、マクドナルドなどのブランドが頭に浮かぶ場合がありますよね。

・何か特定のニーズが生じた時に、自然と特定のブランドを思い起こすことです。

例えば、私たちが「コーヒーが飲みたい」と感じた時に、真っ先に思い浮かべるカフェのブランドがスターバックスであることはないでしょうか。スターバックスは、シンプルで落ち着いた内装、快適な座席、豊富なメニュー、そして心地よい音楽という一貫した体験を提供してくれます。

このように、消費者のニーズと企業や商品・サービスのイメージが結びつくブランドを作ることが、ブランディングの大きな目的の一つです。

それではブランド要素について話していきたいと思いますが、今回はここまで。
次回はブランディングの成功事例を基にブランド要素について書いていきたいと思います。