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動物園とデザイン

動物園とデザイン

どうも!アルジュナ広報ノダです!

みなさん動物は好きですか?
僕はゴリラが好きです。

ゴリラに近づきたくて日々大胸筋を鍛えるくらい好きです。

そんな僕の子どもたちも動物が大好き!

なので先日、鹿児島の「ひらかわ動物園」に行ってきました!

園内に入ってまず驚いたのは、ダチョウ、シマウマ、フラミンゴ、キリンなどが共存しているゾーン。
その光景は平和なサバンナ。
通常別々のスペースに区切られている動物たちを広々と放すことで非常に広がりのある空間が演出されていました。

さらに発見の森のゾーンでは大きな森の中に珍しいトリや小動物などが自由に暮らしています。
ジャングルの中で探検をしているような気分になります。

 


サル山には沢山の猿の中になぜか一匹シカが紛れていました。

その他にも狼やホワイトタイガー、大量のコアラなど見どころ満載の動物園でした。
楽しい一日を過ごしながらも僕が感じたことは
ひらかわ動物園はすごく「デザイン」されているなーということです。

無駄なく園内を回れる導線設計。
動物の魅力を最大限伝えるための組み合わせや環境構築。
かなり広い動物園だったので休憩ポイントやトイレの配置も重要です。

このへん、すごく考えられていて、
「動物園のデザイナー」って存在するのかなと気になり始めました。

 

動物園デザイナーとよばれる人

調べてみると若生謙二さんにたどり着きました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E7%94%9F%E8%AC%99%E4%BA%8C

欧米の動物園で取り入れられていた同じ環境に暮らす種の「混合展示」や生息地を含めた環境を見せる「生態的展示」などを日本でも取り入れ「生息環境展示」という方法を展開していきました。

若生さんは動物園をデザインする際に必ず展示動物の生息地へ赴くそうです。
現場で得られることの重要性はデザインの現場と近いかもしれません。
例えば、生息地に赴くと野生のテナガザルは高木だけでなく低木も利用して8の字を描くように3次元的に移動していたそうです。
通常、動物園では高木のみを使用することが多いそうですが、それでは本来の行動を引き出せない!と気付いたそうです。

そして今までは考えられない様々な展示方法を実現させます。

天王寺動物園では「ライオンとキリンなど肉食動物と草食動物が共存する」エリアの生息環境づくりに成功しました。(すごい、、、)

https://www.tennojizoo.jp/

若生謙二さんのドキュメンタリーはyoutubeにも沢山アップされており、興味がある方はぜひ!
非常に興味深い内容です。

どんな世界にもデザインは溢れている。


動物園は昔は狭い折の中で動物たちがつまらなそうにしているイメージで、僕はあまり好きじゃありませんでした。

でも、今の動物園は動物のストレスを減らす取り組みや実際の環境に近づけることで本来の姿を引き出す取り組みがなされています。

これらは広義のデザインだと僕は思います。

さらに、そういった動物の専門家と一緒にグラフィックやウェブデザイナーが連携しサイン計画やブランディングを行うことでより見やすい、伝わりやすい、魅力の伝わる場所づくりができるはずです。

うーん。家族で日本中の素敵な動物園をまわる旅に出たくなってきました(笑)