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情熱と創造性に溢れたブラジル

情熱と創造性に溢れたブラジル

みなさんこんにちは、長崎のデザイン事務所「デザインアルジュナ」のスタッフ宮﨑です。

デザイナーとしてインプットが足りていない僕は、今回もインプットの旅をして行きたいと思います。
第3回目の旅先はブラジル。

 

 

ブラジルといえば?

 

みなさんはブラジルといえば何をイメージしますか?
多くの人が最初にサッカー⚽️を思い浮かべるでしょう。
ネイマール、ロナウジーニョ、サッカーの王様ペレ(とんねるずの木梨さんが描いてて得た知識)などなど、サッカー選手に疎い僕でも名前が浮かぶほど、ブラジルでは数多くの才能あふれるサッカー選手が輩出されてきました。

また、ブラジル人は「全員O型」なんて話も(真っ赤な嘘)
なぜ、そんなデマが出たかというとブラジルの人たちは、「とにかく明るくて自由!」そんなイメージがあるからかなと、毎年行われる「リオのカーニバル」はその象徴的なイベントですよね。
そんな明るく陽気なイメージのブラジルで作られるデザインとは一体どんなものなのか探っていきます。

 

 

プロダクトデザインに関心を!

 

僕が見つけたのは、世界的家具デザイナーのカンパナ兄弟の椅子。

カンパーナ兄弟は、2人とも元々デザイナーを目指していたわけではなく、法律家の兄ウンベルトと建築家の弟フェルナンドによって1984年に結成されたデザインユニット!ブラジルで最も有名なデザイナーデュオとも言われています。

元弁護士で彫刻家の兄と建築家の弟という変わった才能同士の組み合わせ。兄弟が生み出すものは全く新たな切り口と高度な技術があり、高く評価されていき、兄弟はジョージ・ネルソン・デザイン賞やデザイン・マイアミの2008年デザイナー・オブ・ザ・イヤーなど、いくつかの栄誉ある賞を受賞しています…調べれば調べるほどカンパーナ兄弟の偉大さはわかります!

椅子と聞いて、「椅子かぁ〜」と思った方もいるかもしれません。僕も椅子に対して、というよりプロダクトデザインについてあまり関心がなく興味が湧かないところがあります。しかし、インプットが足りない僕は、そんなことも言ってられません。

 

先日、東京に行く機会があり、21_21 DESIGN SIGHTで開催されていた企画展
「The Original」を訪れました。

 

21_21 DESIGN SIGHTではさまざまな展覧会が開催されますが、展示内容はプロダクトデザインの分野が多いです。今回の「The Original」でもプロダクトデザイン、椅子などの家具が展示されていました。

とても興味深く、オリジナリティあふれるデザインが数多く展示されていて「これが椅子?」「後ろに倒れてしまいそう。」などプロダクトデザインの発想と機能性のスゴさに触れました。
この経験を活かしてプロダクトデザインの分野で探っていきました。

 

 

規格外のカンパーナ兄弟が作り出す「椅子」

 

カンパナ兄弟の椅子には日本のデザイナーとは異なる発想と美しさがあるように感じます。
何より使う素材が個性的です。

ブラジルの町や自然、景色、文化、伝統からインスピレーションを得た、木片やパイプからゴムホース、衣類、梱包材、「廉価なぬいぐるみ」をソファなどの素材に(パンダの可愛さは反則)。

日常にありふれた材料を使って常識を超えたイマジネーションの椅子を作り出す。
豊な発想とアイデンティティに溢れたカンパナ兄弟の家具と一緒に生活して僕の発想力も鍛えてほしい!(切実な勝手な願い)

 

ブラジルのデザインの世界はとても活気が溢れていて力強さを感じます。
根っからデザインを楽しんでいる人たちなんだろうな…

僕もブラジルに負けないで暑さで
デザインに対する思いをメラメラ燃やしていきたいと思います。