こんにちは。長崎のブランディングデザイン事務所「アルジュナ」の宮﨑です。
冬と春のはざまで、体もなんとなく「もっさり」してきた今日この頃。
あれ、下腹が主張してる?これはきっと、冬と春の自堕落な生活で築き上げた代物です。
そんなわけで、趣味で始めたバドミントンの頻度を上げようかと思いつつ
「いや、もっと胸筋が欲しいんだよな〜」と胸筋のラインを美しく仕上げるべく、
筋トレにも着手する予定。
でも、ただ鍛えるだけじゃバランスがわからない。
デザイナーらしく「美しく設計」したい…笑
さて、ここでふと思ったのです。
筋肉にも“黄金比”ってあるんじゃないか?と
⚫︎芸術にして筋肉。ミケランジェロの理想美
筋肉の黄金比。
そう聞いて思い浮かんだのは、あの有名な「ダビデ像」。
天才ミケランジェロが手がけた、ルネサンスの傑作。
全身がまるでCADでモデリングされたかのように緻密に整えられていて、
肩幅・ウエスト・太ももの比率に至るまで、ほぼ完璧なプロポーション。
中でも、ウエストと肩幅の比は「1:1.618(黄金比)」に非常に近いと言われています。
これは視覚的にも最も安定感と美しさを感じさせる比率で、まさに筋肉界の「構造美」のお手本。「筋肉は芸術」なんだなあと、しみじみ。

⚫︎ダビデ vs 金剛力士像。東西筋肉美対決!
一方、我らが日本代表ともいえる筋肉美といえば、
奈良・東大寺の「金剛力士像」

見るからに筋骨隆々。怒り顔に踏ん張った脚、バキバキに割れた腹筋。
筋トレ界のゴリマッチョ枠としては、トップオブトップではないでしょうか。
特筆すべきはその「動的構成」。西洋のダビデ像が「静止の美」であるのに対して、
金剛力士像は「動きの一瞬をとらえた」ような造形ですね。
デザインの世界でも、やわらかい曲線美を使うか、エッジの効いた構成にするかで印象がガラッと変わりますよね。
筋肉もまた、見せ方ひとつで印象が違う。ゴシック体と筆文字で伝わる印象が違うのに通じますね。


⚫︎で、結局どんな筋肉がモテるのか?
結局ここが一番気になるわけでして、
女性が男性に求める理想の体型は、圧倒的に「細マッチョ」らしいです。
バキバキすぎず、でもほどよく引き締まった体。
つまり、ダビデ像寄り!やっぱり黄金比は時代を超えている。
「わかる人にはわかる」静かな強さ。これって、ダビデ像の美学に通じている気がします。
⚫︎筋肉も、デザインも、バランスが命。
黄金比という共通言語があるのって、ちょっと面白いですよね。
黄金比は、視覚的に心地よいだけでなく、重心バランスや力の分散という意味でも合理的。
だからこそ、芸術から建築、プロダクトデザイン、そして筋肉までに応用される共通言語なのだと思います。
というわけで、まずは自分の体も設計していこうと思います。
さてダビデ像目指して胸筋に黄金比を宿すべく、まずはプッシュアップ10回からスタートしようかと(地道に)。