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WORKS

株式会社 西松 ウェブデザイン

BRAND
株式会社 西松
CLIENT
NISHIMATSU
GENRE
工業・インフラ・流通・交通

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NISHIMATSU

株式会社西松

クライアント概要

株式会社西松は、廃棄物の収集・運搬・処分、清掃業務、汚水処理設備の維持管理などを通じて、地域の環境と暮らしを支えています。 それは、地域のインフラを守り、安心して暮らせる日常を維持するために欠かせない仕事です。 環境保全や防災、地域インフラの維持がこれまで以上に重要となるなか、吸引車・洗浄車・特装車などを活用した清掃・洗浄・浚渫(しゅんせつ)作業にも取り組み、時代や地域のニーズに応えながら、できることを少しずつ広げてきました。 地域に必要とされる仕事を、確実に、丁寧に。 暮らしのすぐそばで、地域の環境と安心を支え続けていきます。

WEB
DESIGN

ウェブデザイン

「ごみを扱う会社」ではなく、
「地域の未来を支える会社」として伝える。

株式会社西松のWebサイトリニューアルを、企画・情報設計・コピーライティング・撮影・イラストレーション・Webデザインまで一貫して担当しました。
今回、私たちが最初に考えたのは、「どんなデザインにするか」ではありません。
そもそも西松という会社は、地域にとってどんな存在なのか。
そこから企画を始めました。
生活をしていれば、誰もがごみを出します。企業活動にも廃棄物は発生します。そして南島原では、浄化槽の維持管理も日々の暮らしに欠かすことのできないものです。
つまり、西松の仕事は、地域で暮らすほぼすべての人と企業に関係している仕事です。
一方で、ごみの収集や処理、浄化槽の管理は、きちんと機能していることが「あたりまえ」であるがゆえに、その存在や価値を意識される機会は多くありません。企画段階では、そんな仕事を「黒子中の黒子」と捉えました。
だからこそ今回のWebサイトでは、事業内容を並べるだけではなく、
「見えないところで、地域の暮らしを支えている会社であること」
その価値そのものを伝えることから設計しています。


「生活者」と「企業」、二つの視点から情報を設計。
西松のサービスを必要とする人は、一種類ではありません。
家庭ごみや粗大ごみ、浄化槽について知りたい地域の生活者。そして、事業ごみや産業廃棄物について相談したい企業や事業者。
そこで企画段階から、ターゲットを生活者=C、企業=Bの2軸に整理しました。必要としている情報も、西松に求める信頼の根拠も、それぞれ異なるからです。
サイト全体を「会社から一方的に説明する構成」にするのではなく、見る人それぞれが自分に関係のある入口から西松を知り、最終的に、
「ごみや浄化槽のことで困ったら、西松に相談しよう」
と思える情報設計を目指しました。


めぐりめぐって、地域のしあわせに、つながる仕事。
企画時に設定したテーマは、「ごみを、めぐりめぐって希望に変える。」でした。
ごみは、捨てたら終わりではありません。
回収され、運ばれ、分別され、正しく処理される。その一連の仕事があるからこそ、地域の衛生環境が守られ、美しい自然が守られ、私たちは安心して暮らすことができます。
その企画思想をさらにサイトの言葉として磨き、完成したWebサイトでは、「めぐりめぐって 地域のしあわせに、つながる仕事。」
というメッセージへと展開しました。現在のサイトでも「地域の未来を 見えないところで あかるく照らしている。」という言葉とともに、西松の仕事を単なる廃棄物処理ではなく、地域の社会サイクルを支える仕事として表現しています。
ここで伝えたかったのは「何を回収している会社なのか」だけではありません。
その仕事の先に、何が守られているのか。
そこまで見せることが、西松という企業の価値を伝えることだと考えました。


「説明する」から、「知りたくなる」Webサイトへ。
今回の特徴のひとつが、通常の会社案内とは別に企画した二つのスペシャルコンテンツです。
生活者に向けた「ごみと資源ずかん」と、西松の仕事や技術を紹介する「おしごとずかん」です。
企画書の段階から、生活者には「啓蒙」、企業には「営業・信頼形成」という異なる役割を持たせ、図鑑という親しみやすい形式でコンテンツ化することを計画しました。
「ごみと資源ずかん」では、ごみの分別だけでなく、捨て方のポイント、ごみを減らす工夫、リサイクル、粗大ごみなど、地域の生活に役立つ情報まで掲載しています。企業が自社のサービスを売り込むだけでなく、地域に知識を還元するメディアとして設計しました。
一方の「おしごとずかん」では、西松ができる仕事、特殊車両、実際の収集業務の一日、さらにクラウドシステム「GOMIRUTO」を活用した収集管理まで紹介しています。普段は外から見えにくい仕事を可視化することで、設備・技術・安全管理・DXへの取り組みを、「この会社なら任せられる」という信頼の根拠へ変えています。


“ちゃんとした会社”であり、“かっこいい仕事”であることを伝える。
企画段階でも重要なキーワードとなったのが、
「ちゃんとした会社なんだ」「かっこいい仕事なんだ」
と感じてもらうことでした。
そのために、事業内容だけではなく、車両やシステムなどの設備、分別や処理への姿勢、技術の継承、行政からの信頼、働く環境まで含め、西松という会社の「仕事の質」が見える情報を整理しています。
採用ページでも、仕事内容や募集要項だけで終わらせず、各部門の仕事、必要な資格、社員の声まで紹介。
「廃棄物処理の仕事」という表面的なイメージではなく、地域の暮らしを支えるエッセンシャルワーカーとしての誇りや、専門性を身につけながら働く仕事であることが伝わる構成としました。


南島原の「暮らし」まで見えるビジュアルへ。
デザインについても、事業そのものだけをビジュアル化するのではなく、その仕事によって守られている南島原の自然、暮らし、人の営みまで感じられる世界観を目指しました。
企画段階から「希望を感じる、自然や暮らしに寄った表現」「南島原の自然・文化・食べものまで含めた図鑑的なビジュアル」という方向性を検討。
写真によって仕事のリアリティやプロフェッショナルとしての姿勢を伝えながら、イラストレーションによって親しみや地域らしさを加えています。
信頼感はある。でも、堅すぎない。
専門的である。でも、難しく見せない。
生活者にも企業にも、そしてこれから働く人にも開かれた企業像を、Webサイト全体でつくり上げました。


Webサイトをつくるのではなく、「会社を見る視点」をつくる。
今回のプロジェクトで私たちが行ったのは、既存情報を整理して、きれいなWebサイトに置き換えることだけではありません。
「ごみを回収する会社」という事実の奥にある、
地域の環境を守ること。
暮らしを支えること。
企業活動を支えること。
そして、次の地域の未来へつないでいくこと。
その価値を一つひとつ見つけ、言葉にし、コンテンツにし、写真とイラストとデザインで見える形にしていきました。
Webサイトとは、会社が何をしているかを説明するだけのものではなく、
その会社を「どう見てもらうか」をつくるもの。

Project
Team

制作チーム

クライアント
株式会社西松
ディレクション
笹田健一
アートディレクション
亀井樹世
レイアウトデザイン
宮﨑拓也
イラストレーター
山本ひかる
コピー・文章
山内陽子
撮影
宮﨑慎也